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2012年5月7日月曜日

ジャパニーズ・バンコク

May 6, 2012. Written in Bangkok, Thailand.

ジャパニーズ・バンコク

ラオスで出会ったバンコク在住の日本人Kさんとバンコクで再会した。Kさんは以前にもアフリカに2年ほど住み、今はバンコクで日本語教師をやっている。海外でたくさんサバイバルなことを経験しているだけに、いろいろと刺激的なストーリーを持っている。

待ち合わせしたのはCenterpointというバンコクのかなり大きなモール。一部が伊勢丹になっており、日本のコスメティックメーカーや洋服ブランドを販売している。また、最上階には紀伊國屋書店があり、書物の品ぞろいは日本の書店にも負けないくらいだった。多くのバンコク在住の日本人に混ざって、僕は妙な視線を感じながらしばらく立ち読みし、本を数冊買った。

この最上階はフードコートになっており、Kさんと夕食を取った。ココイチや吉野家や8番ラーメンやミスタードーナツと、ここにも日本の店が並ぶ。僕らは大戸屋に入り、店員にもらったおしぼりでおっさんらしく顔を拭いてからメニューを見た。大学生の頃、サークル仲間とよく大戸屋へ行っていたのでメニューが懐かしかった。昔いつも「ばくだん丼」という納豆・とろろ・オクラ・生卵・まぐろから成り立つ、ねばねば系のどんぶりを食べていたのを思い出し、久しぶりに食べたくなったので注文した。Kさんは同じように昔を懐かしむように、彼がよく食べていたという大戸屋ランチを注文した。

サービスの冷たい緑茶はとても美味しく感じた。海外にはいろいろと美味しいジュースがあるが、甘みのない食事とよく合う飲み物はなかなかない。
 
料理が運ばれると、Kさんが頼んでいたのと違うものがやってきた。店員は詫び、すぐに料理を下げた。しばらくして、日本人の店長がやってきた。
「お客様、本当に申し訳ございませんでした」と店長は頭を深く下げながら言った。
人がこんなにも丁寧に詫びる姿を、かなり久しぶりに見た気がした。そういう意味では、日本というのは本当に極めて特徴的な国だな、と改めて思った。

食後、店を出るとKさんと一緒に電車に乗り、Phrom Phong駅で降りた。ここには多くの日本人が住んでいるらしく、日本人向けに経営されている店も多い。たとえばだが、駅前には日本となんらの変わりもない古本屋さんがあった。

さきほど紀伊國屋で買った本がもっと安い値段で売っているのではないか! 失敗した! その他にはマンガレンタルショップがあったり、日本人が経営する居酒屋やラーメン屋さんがあったり、それから日本人向けのスーパーまであった。このスーパーの中を二人で覗いてみたのだが、そこには本当に日本のスーパーにあるありとあらゆる商品が並んでいた。ポムジュースもあればごはんですよもあればディリーヤマザキの食パンもあればおかめ納豆もある。また、北タイのチェンマイで日本人が作った日本米も売っていたり、手作りの弁当やに握飯などもきれいに並んでおり、閉店前だから割引のステッカーが貼られていた。

まるで最初から旅に出なかった錯覚に陥りそうになった。

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